§ 残された課題

   −被害が劣化ウランによるものであることを証明するための調査を−

 私は,今お話ししたようなデータについて,国連や人権関連の組織の方々はよく知っているところだと思います。

 実際にある会議のときにWHOの職員の方にきちんと調査して欲しいと依頼し,3〜4年前にバグダッドに調査に来たことがあります。そのときに彼らはバスラにも来る,と約束したのですが,未だにバスラには来たことがありません。

 われわれに残された課題は,こうして苦しむ人々の組織に劣化ウランが存在している,という直接証拠を突きつけることが必要です。そうしないと,嘘つきのアメリカ人は劣化ウランの影響だということを認めないでしょう。

 そのために,私たちが友人だと考えている,日本の皆さんからのご支援を頂きたいと思います。

 今回のイラク攻撃でも,劣化ウランが使われました。

 1つの試算ではバスラ近郊で少なくとも500トンの劣化ウランが使われたと試算されています。私が見ただけでも18機の飛行機が劣化ウランを落としていったのを見ました。私が見た飛行機は劣化ウランを搭載するための飛行機でしたから,おそらく劣化ウランを落としていったのだと思います。

 最後ですが,皆さん方とともに協力して活動していきたいと思います。

 大量破壊兵器の廃絶に向けて,劣化ウランの廃絶に向けて,平和な世界の構築に向けて,皆さん方とともに活動していきたい,ということを私からのアピールとして終わりたいと思います。


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