医薬品の支援
 イラクでは今なお、医療機材や医薬品が不足し深刻な状態が続いています。私たちは、現地病院からのリクエストをもとに、支援を実施しています。
2003年
4月

ナシリア母子病院、ラマディ総合病院

一般薬

20万円  
6月 バグダッド周辺の病院(複数) 一般薬 150万円  

バスラ教育病院

抗ガン剤

150万円  
11月

バスラ母子病院、バスラ教育病院

抗ガン剤

120万円  
2004年
5月 ファルージャ総合病院 抗生剤・外科薬など 200万円  
10月 ファルージャ総合病院 抗生剤・外科薬など 60万円 ※JVCと協力して実施
12月 バスラ母子病院 抗ガン剤など 110万円  
2005年
2月

ナシリア総合病院

抗生剤・一般薬 82万円

※イラク支援・医療人ネットOSAKA と共同

3月

バスラ・ゼネラル病院、教育病院

医療器材・医療品 55万円

※イラク支援・医療人ネットOSAKA と共同

4月 ナシリア母子病院 抗生剤・一般薬 82万円 ※イラク支援・医療人ネットOSAKA と共同
5月

ヒンディーヤ病院(バビロン)

抗生剤・一般薬 50万円

 

医療機器の支援

 イラク国内の病院では、爆撃による医療施設の破壊や経済活動の遅れにより、医療機器も深刻な不足状態が続いており、中古の医療機器を贈る活動をとりくみました。

 医療機器の募集にあたっては、愛知県保険医協会の協力を得て、現地の病院が必要としている医療機器希望リストを例示して、提供の協力を呼びかけました。募集は、2004年6月10日から7月10日までの1カ月という短期間にでしたが、多くの医療機器提供の申し出があり、「セイブ・イラクチルドレン・札幌」および広島からの提供分を含め、57医療機関から268種類65,169点、総重量20 トンという膨大な量となりました。

 これらの医療機器は、40フィート(約12m)のコンテナ3本と20フィート(約6m)のコンテナ4本に入れて、8月3日と11月23日に、名古屋港から送り出しました。

 贈呈先は、バスラ教育病院、バスラ母子病院、バグダッドセントラル病院の3病院で、第1便は2004年9月27日に、第2便は2005年3月3日に受け入れ先窓口のバスラ教育病院に到着し、今では日常診療に使われています。

 一度にこれほど多数の医療機関から大量の医療器機・器材の提供で、イラクからは感謝の言葉がよせられています。

 

【65,169 点の主な医療機器】※カッコ内は個数

CT 装置(1)、レントゲン装置(4)、脳波計(1)、超音波診断装置(11)、心電計(9)、遠心分離器(4)、顕微鏡(9)、全身麻酔機器(2)、人工呼吸器(3)、保育器(6)、血圧計(26)、ベッド(40)、輸液セット(6,270)をはじめ、合計268種類65,169点


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