4月8日、ザウィタイ・イラク臨時代理大使が、オマール・ハーシム医師(血管外科)の研修先である愛知医科大と付属病院(愛知県長久手市)を表敬訪問しました。セイブ・イラクチルドレン・名古屋としては過去20年間で計16人の医師研修のお世話になってきた病院です。

祖父江元・同大学長、天野哲也・病院副院長、オマール医師の研修担当医である児玉章朗教授(血管外科)との談話の中で、ザウィタイ氏はこれまでの感謝を述べました。医師が国外に出てしまっている現状や、イラクの公共の医療のシステムを変えていかなければいけないことなどを語り、さらに、「このように国外で医師が学んでイラクにもどることは重要で、その機会を増やすために国に働きかけたい」と話していました。病院側からは「予防医療」を学ぶ医師派遣の提案もありました。

病院の外来患者向けの案内システム、高度救命センター、大動脈の手術をするオペ室などを視察。医学生らとも交流し、両国の文化、教育、政治、医療事情などについて意見交換をしました。

報告:小野

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